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2005年4月10日(日) レアルマドリッド vs FCバルセロナ
今シーズンの展開
両クラブとも無冠に終わることができない戦いとなった。スペイン国王杯では早々と敗退。そしてUEFAチャンピオンズリーグの決勝1回戦でも惜敗をしてしまった。予定ではどちらかのクラブがチャンピオンズリーグで優勝をし、どちらかのクラブがリーグ戦のカンペオナートになるのが理想だったらしい。こうなってしまっては残るはリーガエスパニョーラだけとなる。正直、残念な部分はあるが観戦する側にとってはエルクラシコ”はベストメンバーで望み、一歩も引きを取らない緊迫したとても見応えがある戦いとなるはず。また、レアルにとっては、この試合を落とすと事実上リーグの冠も遠ざかり事実上白旗宣言。逆にバルサにとってはこのアウェイで勝つと大きく水をあけるばかりか、前回のカンプノウにおいて3−0で勝っているだけに連続してレアルに勝つことはクラブやカタルーニャ州民にとっては偉大なシーズンとなる。意義ある戦いだ。
さあ、サンチャゴ・ベルナベウのあるマドリッドへ向おう!
情報はキオスクで新聞を買おう
大きなデパートエルコルテイングレス
決戦の舞台ベルナベウ
スタジアムツアー
前回、ベルナベウ(2年前)に来たときはスタジアムツアーは行なっていなかった。それがその翌年には時間を区切った定員制のツアーとなり、今年からはルートが決められたところ順路にしたがって各自が自由に見学できるツアーになった。説明はないが、思い思いのところを自由に時間が取れるので結構いいかもしれない。料金は9ユーロ(1ユーロ約140円)。時間は10:30−18:30の間で試合がある日は試合が始まる6時間前までとなる。
最初に入場券を購入。案内書(スペイン語と英語表記)を1冊いただき、その隣の40番ゲートから券を破ってもらい、シースルーのエレベーターで一気に最上部へ。そこからのピッチの眺めは一言“大きい”でピッチは“狭い”。これは当然だがサッカー専用スタジアムなので観客席とピッチの間はほとんどない。また、観客席の斜度があるので見下ろす感じだ。特にバックスタンド側ではそれが感じられるだろう。ここを後にしてエレベーターで下に降り2階へ。次に向うのはパルコと言われるVIP席。さすがお金を持っているクラブは違う。近年、メインスタンド側は改修工事(まだ一部工事中)がされ、とてもきれいになった。パルコの席も一新されたのであろう。足元も広くクッションも心地よい。座ってピッチを見ると何時間でも居られそうな気分だ。つぎに、選手のロッカールームへ。マッサージルーム、シャワールーム、ジャグジーへと進む。そしてトンネルへここから一気にピッチへ躍り出る。常に満員になるベルナベウであれば観客の歓声を浴びると選手のモチベーションは頂点に向っていく。ベンチもいい。青で統一されたホールド性が良いRECAROシートが並んでいる。深く座ると足が地にとどかなかった。長椅子だとやる気が出ない。やっぱりRECAROでなければ。。。ここから眺めるピッチは最高の一言。
明日、ここでエルクラシコが行なわれると考えると感慨深いものがある。そして、スタンバイエリアを歩いて(ピッチに触れると注意されます)、宣伝が表示される電飾盤の厚さを見ながら、ゴールマウス裏へ。ここからの眺めも良い。ピッチを後にしてトロフィールームへ。このトロフィールームでは所狭しとトロフィーがおかれている。国内リーグをはじめ、ヨーロッパで数々のカップを勝ち取った歴史を記している。在籍していた選手の写真も展示され最後は2002年シーズンのエディンバラで勝ち取ったチャンピオンズリーグ決勝戦のダイジェストが流れていた。ちなみにこの年はリーグ戦も制した。しかし考えるとそれ以来カップから遠ざかっている。いろいろな批判あるだけにこれだけのクラブが、このままでは終わることができない。
そして最後はオフィシャルショップへ。商品は一揃えあるけど、ここは狭いのでレジがかなり混み合っている。ゆっくり見たいときはスタジアム横のショッピングモール内(2階)にあるオフィシャルショップが便利。店内も広く、商品を手にとってゆっくり見ることができる。また、市内のソル広場近くにもショップがあり、また大型デパートのエルコルテイングレ内のスポーツグッズコーナーにもいくつか関連商品がおいてある。ちなみにマドリッド内でバルサグッズを探すのは難しい。サッカー全般を取り扱っているスポーツショップぐらいであろう。
スタジアムツアーの所要は足早に行って30分。ゆっくり見ると2時間いや半日は過ごせそうだ。入場料は高いか安いかはその人次第。
ツアーの入場券はここで購入
最上部より
ここに座っていても意味がない
コーナーサイドより
全レアルの選手です
エディンバラでのトロフィ
負けられない戦いが始まる!
今回のクラシコは日曜日の19時から。この時期は日の入りが20時ぐらいなので明るい。2時間前にベルナベウへ。すでにたくさんの人で溢れている。レアル系のAS誌をもらったが、この日のもう一つの中央系のスポーツ誌MARCAではレアルはバルサがベルナベウでカンペオンをさらって行くのを見過ごすか?のような挑発的な文字が。。。前述にも触れたようにチャンピオンズリーグがなくなった今、あとはこのリーグ戦しかない。いろいろな予想ではバルサがやや優位と。。でも、ここはレアルのホーム。負けることはプライドが許さない。
しばらくスタジアムの周りを歩いていると突然の人だかりと歓声。すると警察車輌を先頭にレアルの選手を乗せたレアル・マドリッドのバスが入ってきた。みんなカメラを片手に後押しをする声をあげる。人を掻き分けながらバスはゆっくり進みメインスタンド下の入場口へ入っていった。その後、スタジアムを1周して入場する。ゲートの開場は1時間20分前だった。2人ほどバルサのユニフォームを着た人を見たが、とても怖い光景だった。その後スタジアムに入ったかどうかわからないが、一歩間違えれば暴力沙汰になるので注意しよう。
スタジアム内に入る。観戦券のバーコードを光にあて、バックの検査を受ける。ここで前回同様にペットボトルのふたを回収されてしまった。そしてこの試合のプログラム(右上)を受け取ってメインスタンド側3階へ階段を上がる。ソシオの方が多いので大多数がおじさんたち。試合が始まるまでは例によってスタジアム周辺のバルかスタジアム内のビールカウンターでたむろう。試合の10〜5分前まではのんびりなムードだ。
さあ、スターティングメンバーはレアルはロナウド、オーウェンのデランテーラとラウル、ジダーヌ、ベッカム、グラベセンのメディオカンポ、そしてRカルロス、エルゲラ、パボン、サルバドのデフェンサ、不動のポルテーロのカシージャスの布陣、一方バルサはエトオ、ロナウジーニョ、ジウリのデランテーラ、チャビ、マルケス、イニエスタのメディオカンポ、そしてジオ、オレゲール、プジョール、ベレッティのデフェンサとこちらも不動のとなりつつあるポルテーロ、Vバルデスの布陣。主な控えはレアルは先日の練習で話題に上がっていたフィーゴ、ソラーリなど、バルサはジェラール、マクシなど。。出場停止はレアルがサムエルとグティ。バルサはデコ。
ピッチ内でウォーミングアップが始まる。レアルの選手には拍手。当然ながらバルサの選手にはブーイング。観客は満員の80000人。一旦選手はピッチを後にして控えルームへ。再び、選手が入場し、レアルの荘厳なイムノが流れる。記念撮影が終わり試合が始まる。試合はバルサの守りが整わない内に早々とレアルがジダーヌ、ロナウドで2点を先制。スタジアム内は大いに盛り上がる。全員総立ち、まわり観客同士の握手など予想に反した展開が進んでいく。そしてバルサもエトオのゴールで2−1。その後は終始バルサがボールを支配し同点のチャンスを伺うが、前半終了間際にラウルの値千金のゴールがあり3−1で折り返す。スタジアム内がとても明るい。これは日が沈んでいないのもそうだが、ジダーヌの気迫のゴール(左横)、ロナウドのめずらしいヘッド、ラウルの出血を止めてのゴール願ってもない展開だからだ。ちょっと観戦する場所を移して後半スタート。後半もバルサがボールを支配するもあと一歩のところが決められない。そうしているとカウンターからオーウェンのゴール。これで4−1。その後、芸術的なロナウジーニョのセットプレイからのゴールで4−2とするが、エトオのケガなどもあり攻めてを欠いたバルサの勢いは減速し、レアルの4−2の勝利でタイムアップ。再びイムノが流れ、スタジアム内は拍手で選手を送り出す。この結果両チームの点差は6ポイント。同点で並んだ場合は直接対決2戦でバルサが5−4で勝っているため、バルサのかなり優位にかわりないが、翌日のマルカには闘志溢れるラウルを前面に『リーガがここにあり』と形勢が逆転したような記事が躍り出る。逆にバルサ側のSPORT誌ではまだ『6ポイント差がありバルサ優位に変わりない』とおだやかな反応。こう見てもリーガエスパニョーラはおもしろい。こういったところもエルクラシコ=スペインダービーの由縁だろう。
試合が終わり10分も立たない内にほとんど観客は外に出た。空は真っ暗で1駅離れたところまで歩き地下鉄で帰った。
レアルのバスに接近
パルコに通ずるゲート
露店も多い
さあ、始まります
後半
4−2で終了
郊外へ
ちょっと郊外へ出かけてみた。その場所とはマドリードの北西約50kmの山の麓にあるエル・エスコリアル。ここには16世紀に建てられた大きな宮殿兼修道院がある。日本の天正少年使節団も訪れている由緒正しいところ。中には入らなかったがこの廻りを歩くだけでも歴史の重み感じることができた。エル・エスコリアルの街自体も懐かしく思える。狭い路地、明るい色の壁と。。。マドリッドの良い所は、マドリッドだけでなく一歩郊外に向うと観光名所が多いところだ。代表的なのは世界遺産のトレド。そしてセゴビア、アビラ、アランフェス、エルエスコリアルなどなど。オプショナルツアーや近郊列車などの利用で行けるのでぜひ、足を延ばしてみよう。
そして、その帰りに現在レアル・マドリッドが練習場として利用しているラスロサスのシウダ・デル・フットボールに寄った。残念ながらこの日は練習は行なっていなかったがBチームの試合(現在セグンダB)が行なわれていた。列車とバスで来ることもできるみたいだが、時間に余裕がないと難しい。ここはスペインサッカー協会の施設でおもに代表チームが練習しており、レアル・マドリッドがその一部を間借りしている状況。ゆくゆくはマドリッド郊外に練習場や各種スポーツ施設、そしてアミューズメントパークを併設するレアル・デポルティーバという大きな施設を完成させてそこで練習を行なうらしい。。
エルエスコリアル入口前広場
これは警察署
シウダ・デル・フットボール
新聞で見る今回のクラシコ
(左)試合当日のマルカ誌。レアルを挑発し、奮起を求めている。これはレアルのサポーターの代弁でもありそうだ。
(右)今回の試合は“ギャラクシ軍団”(レアル)vs“ドリームチームU”(バルサ)と例えられる。両クラブの生涯獲得カップ数やクラシコの対戦成績、今シーズンの順位変動やバルサとレアルのポイント差をグラフで掲載。ちなみにドリームチームとはヨハン・クライフがバルサを率いた90〜94シーズンのチーム。リーガを4連覇した。
(左)試合翌日のマルカ誌トップ。レアルの闘志“ラウル”を前面に。勝利を祝う。
(右)スポルト誌。こちらは天を仰ぐロナウジーニョを前面にまだ6ポイントの差があると。。。
ちなみにスペインでは、サッカーの他に両誌にちらっと載っているバイクレース(MOTO)が人気。同じ日にヘレスで開幕戦が行なわれた。そしてFアロンソが活躍するF1も人気急上昇。それ以外はバスケットボール、ハンドボール、フットサルなど。
(左)マルカ誌の評価表。満点は3点。ベッカムが3点。あとは2点が多いが、バルサはデフェンサの評価がとても低い。
(右)スポルト誌の評価表。こちらは10点満点。レアルの方がやや評価が高い。やはりここでもこの差はデフェンサのできだったのか?
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