さあ、このシーズンがやってきた。今年は両クラブとも夏に来日し、Jリーグのクラブを相手に親善試合を行い日本のサポーターの注目を集めた。でも、シーズンが始まれば、昨年とは違い、両クラブの状態がひっくり返っていた。ホームのFCバルセロナはロナウジーニョを中心に適材適所へ補強をしてケガ人は多いものの順調なスタートを切っていた。一方、レアル・マドリッドは個人の技量はすごいのだが、チームとしての総合力はどこかチグハグさを感じざるを得ない状況でかろうじて勝ち点を稼いでいた。しかし、この試合の前節にFCバルセロナは今シーズン初の負けを喫し、レアル・マドリッドは今シーズン初の大量得点で圧勝と、流れが逆転したかのようでしかも順位も勝ち点差4の頂上対決となった。でも、昨シーズンはカンプノウで20年ぶりの屈辱を味合わされたFCバルセロナ(昨シーズンのクラシコお互いにアウェイで勝利をあげた)にとっては同じことは繰り返すことができない。そんな思いがバルセロナには感じ取られた。 |
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土曜日の朝にバルセロナに到着。日本で天気予報をチェックをしていたが、滞在期間中は雨の心配なさそうだった。でも試合の時間は今シーズンからの新しい時間帯の22時から(テレビ放映の関係らしい)と遅く、バルセロナと言えでも寒さ(試合開始時は14℃)は考えなければならない。試合が始まるまで少し時間があるのでキオスクで新聞(Mundo Deportivo・・表紙はETO’O)を買って予想の先発メンバーをチェックしてカンプノウに出向いた。T−10(10回分の地下鉄・バス回数券。6ユーロ)を購入し今回は地下鉄3号線のLes Corts駅で下車。この駅からだとLes Corts通りを5分歩いたらカンプノウが見えてくる。そして、スタジアム内の敷地内に入りLA BOTIGAに足を踏み入れた。昨年と比べて日本からの方が多いように思えた(来日の影響もあるだろう)。相変わらず関連グッズの多さには驚かされる。部屋のすべてをバルサグッズにできるぐらいの品揃え。しかも店内は広々としているので、ゆっくり見ることができる。そして外に出てタキージャ(券の窓口)近くを見るとたくさんの人が待ち構えている。おそらく当日券を求めてのことであろう。前日に観戦しないソシオ分の観戦席がタキージャで売りに出されたのでそれを期待してのことであると思う。スタジアムを離れてPrincesa Sofiaというホテルに立ち寄りロビー内を散策。ここはスタジアムに近いのでFCバルセロナの選手の滞在ホテルとしてよく使われる。ここを後にして夕食を国鉄サンツ駅構内のカフェテリア(ケバブのような 焼き物やポテトなどのコンボ。8ユーロぐらい)で食べてホテルに戻った。さっそく、テレビをチェック。そうするとTV3で過去のクラシコのゴールシーンや両クラブ選手のインタビューなどが流れていた。これを見ると気持ちは高ぶってくる。ちなみにマドリッドの地上波はTELE MADRIDという放送局で放映されるのだが、なんとテレビ局のストライキでこの試合だけ放映しないという。こんなことがあっていいのだろうか。でも、こちらでは良くあることなのだ。結局、放映されたかはわからないがサポーターにとっては迷惑な話だ。 |
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| 試合当日の出店(夜にはなくなります) | La Botiga | カタルーニャ名物フィデウア |
夜。地下鉄でカンプノウへ。いつものように地下鉄内はFCバルセロナのグッズを身に纏ったサポーターが目に付く。そして地下鉄の駅を降りてカンプノウへ向う途中のバルでは熱狂的なファンが歌っている。そして道路では爆竹の音。相変わらず賑やかというか危ない。あまり近づくと危険だ。そして、観戦券を提示して手荷物検査を受けて(持ち込みするバックの中味を見せる)スタジアムへ。すごい人だ。今年は注目の度合いが違うのが感じられる。正面に廻ってみるとVIPの入り口が警備員で囲まれた。そして1台の大型バスがクラクションを鳴らしながら入ってきた。だれが来るのかと思い覗いているとなんとレアル・マドリッドの会長フロレンティーノ・ペレスの御一行だった。バスを降りた瞬間にブーイング。そしていやみたっぷりに“ミジョネス(millones)・・大金持ち”という罵声が浴びせられる。さあ、自分の席に行くべくゲート(PORTA)に行き、券のバーコードをチェックしてスタジアム内へ。次にセクション(BOCA)を探し、そこで蛍光色の服を着た係員に券を見せて列(FILA)のところまでに行き、座席番号(ASIENTO)までたどり着く。やはりカンプノウ。ここまでたどり着くには時間がかかる(ぜひ、時間の余裕を持って行動しましょう。そして、試合前には必ずトイレを済ましておきましょう)。自分の席についたら、椅子の上にBARCA CATOONのお面(私のところにはチャビだった)とHimnoの時に掲げる大きな色紙があった。ゴール裏のモニターでは過去のゴールシーンやCATOONやスポンサーの宣伝が流れている。 ピッチでは両クラブの練習が始まっていた。しばらくたって練習が終わり選手が下がったら、ここカタルーニャで有名な歌手Dyangoによる「Som mes que un club」という歌が歌われ、昨年と同様(去年はアイドル歌手がHimnoを歌った)に融和な雰囲気の演出がされていた。そしてゴール裏にあった大きなかぶせものがまん中のサークル近くに運ばれた。そのシートが外されたら2万個の青と紫の風船が空高くに舞い上がった。ほとんどイベントの様相だ。 そして、両クラブの選手がピッチに現れる。まずはレアル・マドリッド。とんでもないブーイングだ。耳が痛い。しかも鳴り止まない。そして、少し時間を置いてHimno del Barcaが始まり大きな色紙を掲げ、人文字を作ってFCバルセロナの選手を出迎える。そして登場。すごい! 今年は360度だ。観客96905人(この中にはレアル・マドリッドのサポーターが3階のゴール裏のところに係員に囲まれながら500人ぐらいいる)が青、赤、黄色そして白と4色をつかって応援のメッセージを発する(内容はクラブは1899年から(GOL SUR)、そしてソシオ会員が125000人を突破した(LATERAL)、そしてバルサのざくろ色と青色(TRIBUNA)、そしてカタルーニャの黄色と赤色(GOL NORD))。Himnoの大合唱だ。これは日本では絶対に感じることができないし、一度味わうとやめられない。本当に360度というのは壮観の一言だ。テレビで見た方もおられると思うが、ぜひ、カンプノウで体感してほしい! |
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さあ、試合が始まった。FCバルセロナ、レアル・マドリッドとともに現在のベストメンバーで望んだ。質の高いプレイで観客を魅了するが、フィーゴがボールを持つと相変わらずとんでもないブーイング。物の投げ込みはないものの、FCバルセロナの選手たちも厳しくチェックしなければならない。でも、フィーゴはレアル・マドリッドの中ではキレがあったと思う。お互いに攻めあうが(ボールポゼッションはFCバルセロナに軍配)0−0のままにすぎていく(幾度もFCバルセロナに惜しい場面があり、その度に立ち上がりHuy!の一言)、そして30分についに均衡が破られる。ロナウジーニョが蹴ったボールがロベルト・カルロスとカシージャスの間に入り、そこをエトオがすばやくさらって(ディフェンスのミス)無人のゴールのネットを揺らした。スタジアム内は歓喜の嵐。色紙を掲げて祝福する。その後は一方的な展開になる。なにかレアル・マドリッドのキレが全く見られない。そして43分にはデコからのパスをジオの見事なシュートで2−0。この後何点はいるのだろうかと思い大半の観客も安堵感の中、前半が終わる。そして、後半のはじまり。状況はかわらない。しまいにはウェーブまで巻き起こり、そして、FCバルセロナの選手がパスを廻すと“Ole!”のコール、またゴール裏を中心にあちらこちらでHimnoをはじめとする応援歌が歌われている。そして、あっという間に時間が過ぎ後半30分にエトオがペナルティエリアで倒されPK。それをロナウジーニョがきめて3−0。これで完全に勝負あり。あとは試合が終わるホイッスルを待ちつつ雰囲気に酔う。そして試合が終了3−0。勝利の美酒のようにHimnoがスタジアム内に流れ、しっかりと歌い上げる。いやあ、ホームチームが勝つと盛り上がりがすごい、しかも満員のカンプノウとなると感動ものです。そして、喜び溢れる大観衆とともに地下鉄3号線のMaria Cristina駅へ。座るスタンドによるが駅までの道が広く、駅構内も大きいのでお帰りはこちらの方が帰りやすいと思う。 さて、今回は私自身で海外でも受信できるラジオを持って行き、現地でこの試合のLIVE放送を聞いた。もちろんスペイン語だけれどもとても迫力のある実況で、ゴールの時は“GOL、GOL、GOL、GO〜〜〜〜L!”の連発。とてもよかった。ぜひ、皆様も観戦とされるときは録音して日本に帰ったら録画したテレビ映像とあわせて聞いてください。そうすると立体的にスタジアムの雰囲気が蘇ってくると思います。ちなみに聞いた放送は「CADENA SER(96.9HZ)」という局でアナウンサーはマドリー寄りかなあと思うがリーガ関連には力が入っている。また、バルサTVのラジオ局も実況中継してる。そう言えば、私の隣のおじさんもラジオを聞きながら観戦してた。 |
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| 彩られる得点のシーン | ETO’Oの雄叫び(お客様提供) | 試合終了 |
試合が終わって、日曜日の朝にキオスクで新聞を購入。SPORT、MUNDO、ASの3誌を買ったが、それぞれ捉え方が違う。まず、バルセロナに本拠を置くSPORT誌(0.95ユーロ)は全64Pの内34P(うち13Pは広告)をこの試合に割き、そして同じくバルセロナ寄りのMUNDO誌(0.95ユーロ)は64Pの内24P(うち6Pは広告)をこの試合に割いていた。一方、マドリッドよりのAS誌(0.90ユーロ)は48Pの内14P(うち4Pは広告)を割いていた。3誌の表紙の取扱方や選手への点数の付け方も違う。これは見ていてとても興味深いところだ(日本だったら、巨人VS阪神戦の報知とデイリーみたいなところかなあ?)。 そして、その中のSPORT誌にFCバルセロナの練習のことが書いてあった。それによると日曜日はオフ、月曜日11時から練習予定との。。。ちょっと見学して見ようと思い、月曜日にカンプノウへ向った。時間が遅かったので練習も終わりかけだったが、シートの間からちょっと見えた。そして、スタジアム内のPAN Factoryで昼食をとっていたのでだが、車の出口のところが騒々しい。なにかと思ったら練習後の選手の出待ちだ。結構日本の方もいる。私も興味本位にちょっと待ってみることにした。そうすると、車に乗ったマルケスが登場。みんなマルケス!マルケス!と叫んでいる。車の窓を開けるとサイン攻め。次にベレッティの車が通っていく。私はここでカンプノウを後にしたが、たくさんの方はまだまだ残っていた。 ちなみに日曜の夜は2Bの所属するバルセロナBの試合がTV3で中継されていた。試合会場はカンプノウに隣接するミニエスタディで観客は少ないが、メッシー(国立でゴールをあげた)やクリスティアーノなど将来のFCバルセロナを担うカンテラの選手がでていた。リーガエスパニョーラの大体のチームにはBチームがあるので、将来の金の卵を探すのもいいかもしれません。 |
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| 各誌の表紙(左からSPORT、MUNDO、AS) | ||
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| SPORT誌の採点 | SPORT誌より試合前のイベント | AS誌の採点 |
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| 練習風景 | カンテラの原点マシア | マルケスにサイン攻め |
今回はビック(VIC)と言う町を訪れました。バルセロナから北へ約70kmサンツ駅から近郊列車で約1時間強です。素朴さを残すこじんまりとした街で4時間もあればゆっくり廻ることができます。廻るポイントとしては市民の憩いの場「マヨール広場」、古さを感じさせる石畳の橋「ロマネスクの橋」、壮大なフレスコ画が美しい「カテドラル」、そしてここの見どころは多数のカタルーニャ・ロマネスクが収集されている司教区美術館(MUSEU EPISCOPAL:4ユーロ)です。この美術館に展示されているものには宗教に関係なく心が洗われます。バルセロナにはカタルーニャ美術館がありますが、たくさんの人なのでゆっくりカタルーニャロマネスクに触れたい人にはおすすめします。 ※本当は違うところに行くつもりでしたが、サンツ駅で切符を買おうと20分前に行ったのですが、窓口には長蛇の列、そして自動券売機は紙幣が使えずコインだけ(持ち合わせがなかった)、両替するところもわからず時間が過ぎ去っていくばかり。自動改札があるので切符なしではいけない。そして、この列車を乗り過ごすと次は1時間後。そんなこんなで方向転換してビックへ向いました。皆様におかれましては絶対にここに行きたいと思うときは日本で事前に購入するか(長距離ですが)、時間に余裕を持って行動しましょう。 ※乗車した列車では何人か新聞を売ってくる人や、なにか強要してくる人が車内をうろうろしていました。決して相手はせずに、また、貴重品には注意しましょう。 |
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| ビック駅 | マジョーレ広場 | ローマ橋とカテドラル |
| バルセロナの街の様子 | ||
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| カタルーニャ広場 | ランブラス通り | リフティングを披露する大道芸人 |






















