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F1

モナコGP

2002年5月23日〜26日 60e Grand Prix de Monaco
 気候
地中海の気候はすがすがしく、最高気温で言えば25〜28℃くらい。完全に夏の気候だが、木陰にはいると涼しくたいへん過ごし易い。今年のモナコGPはフリー走行だけが行なわれる木曜日、予選の土曜日、決勝の日曜日、フリー走行の日は曇りがちだったがそれ以外は素晴らしい天候に恵まれた。基本的には半袖の夏の服装でよいが、直射日光が強いので紫外線対策は必要だろう(曇ったり雨が降ると肌寒い)。南半球のオーストラリアほどではないが、観戦席には屋根がないので強い日光雨や曇りで気温が上昇しないことも考えて、長袖のシャツなどの準備も必要だろう。
観戦席には屋根がないので雨具が必要。観戦席は長いすで狭いので、傘はひんしゅくもの。カッパを用意しよう。
25℃前後の最高気温だと油断しがちだが、ずっとスタンドで観戦しているとそれなりに日焼けをする。肌の弱い人や女性は日焼け止め対策は必要。キャップと日焼け止めクリーム、サングラスくらいは用意するべきだろう。
モナコは坂が多い 観戦席は特設スタンド ニース:コートダジュール
 お楽しみいろいろ
モンテカルロの駅からサーキットまではいろいろな出店がグッズを売り出している。オフィシャルなのものからちょっと怪しいものまで。良く見てみると同じものでも店によって値段が微妙に違うときがある。フェラーリ・ウイリアムズ・マクラーレン・BARのオフィシャルショップはARMES広場にあった。やはりここでもフェラーリは賑わっていた。もちろん、値段の表示はすべてユーロ(以下E:1ユーロ=約115円)表示で、お金の計算はしやすい。それとオフィシャル関連グッズとして、プログラムが10E、Tシャツが15E〜20E(イタリア語とフランス語バージョンあり)、クッションが5Eだった。その他キーホルダーやステッカーなどの小物もあった。
他のGPだと、サーキット敷地内にF1マシンが展示してあったり、最新のメルセデスやBMWが飾ってあったりするのだが、モナコはそんなスペースがない。でも「K8&M」の入口近くにフェラーリのディーラー兼修理工場(同じ建物にホンダのディーラーがある)があって、ずらっとフェラーリが展示してある。それ以外にもホテル・ド・パリやエルミタージュホテルの駐車場には、GP開催中には、今までの人生で見た数と同じくらいのフェラーリが駐車してある。しかも野ざらしで。天気がいいとフェラーリは良く似合う。観光客はそのフツーにとめられたフェラーリをバックにしかも、ボディーに手をついて写真を撮っている。
フェラーリのショップ ウイリアムズのショップ 街中に展示されたA23
 サーキットまでの交通
サーキットまでの交通をお話する前に、モナコGP観戦ツアーではどこに宿を取るかが問題。当然モンテカルロに宿を確保できればそれにこしたことはないが、GP開催期間中、普通の3つ星クラスホテルで1泊4〜5万。しかも最低宿泊数は5〜7泊。5つ星のデラックスクラスになれば1泊10万円はあたりまえ。当然7連泊なので、とてつもない金額になる。とにかくモナコは金がかかるのだ。
ということで、モンテカルロ(モナコの首都です)の周辺の都市に宿を取るのだが、西へ行けばフランスのニース、さらにはカンヌ、東へ行けばイタリアのサンノゼあたりが便利。でもモンテカルロへ電車で行くことを考えれば、断然フランス側のニースやカンヌがお薦めだ。モナコはフランスの属国ではないが、経済的なことは全てフランスと共通なので、列車もフランス国鉄となる。GP開催時期は臨時列車が多数でるが、圧倒的にニース側から。近距離でもイタリア〜フランス(モナコ)では国際列車になるので、ニース側に宿を取るのが良い。
ニースの駅からモンテカルロ行きの列車に乗る。朝がたは1時間に3本、日曜日になると5本くらいの列車が出ている。切符はニースの駅で往復切符を買おう。今年は1日5.80Eだった。もちろん、木曜日に土曜日、日曜日の切符も買うことができる。また記念乗車券になっていてF1マシンらしい絵が描かれている、なかなかうれしいゾ。出発時刻と行き先が書かれた案内板があるので、「MONTE−CARLO」の行き先がある列車に乗ろう。ホームは「QUE」で表されていてQUE2だと2番線ホームから出発する。出発時刻は遅れ気味というよりかはたくさんになると出発といった感じ。出発時刻を過ぎていても案内板に出ていれば間に合うはず。列車は各駅停車(途中駅が7つほどある)あれば、臨時で日曜日はモンテカルロ行きの直通列車もある。各駅停車で40分位。直通列車だと25分くらいで着くが、時間帯によって所要時間は変わる。
モンテカルロ駅は2000年に全面改装され、地下要塞といってもいほどの駅となった。とてもホームが長いので真中ぐらいにいとかないと列車が着いたらはしるはめにあう。
モンテカルロの駅を降りてサーキットまでは歩いてすぐそこ。モンテカルロ市街地サーキットなので当たり前だけど、グランドスタンド「K」だと駅から10分ほどで到着する。ただし、観戦席によっては駅からの所要時間は全く変わる。例えばヌーベルシケインだった、船着場から渡し舟に乗って行かなければならないし、ホテル・ド・パリやカジノ前にある観戦席だったら、反対方向にあるいてエスカレーターとエレベーターを利用して20分くらいかかる。観戦席に着くことには汗だくになるだろう。
レース終了後、日曜日は駅は大混雑。入場制限が敷かれる。駅から人があふれていて一瞬ビビるが、並んでから30分位でホームに着ける。タクシーやバスでもニースまでは帰ることができる。ただし、タクシーはまず日曜日はつかまらない。バスだとニースのバスターミナルまで3.70Eで海岸沿いのきれいな風景を走って行く。所要時間は50分くらい。
ニース駅:切符販売所 巨大トンネルのモナコ駅
ニース〜モナコ記念乗車券 モンテカルロサーキット
 サーキットでの食事とショッピング(1EUR=約¥115)
サーキット敷地内には、サンドイッチやホットドッグ、ピザなどの軽食を売る店がいくつかある。しかし、サーキットへは出入りが自由(出るときは係員から半券をもらう)なので、サーキット周辺で食べてみよう。よく売っているのはサンドイッチ。サンドイッチといってもフランスパンのサンドイッチで結構おいしい。飲み物はソフトドリンクやエヴィアンが2E〜3E。ビールはフォスターのスタンドが安い。乾いたのどには持って来い。これは飲むしかない!!
サンドイッチをパクつくのも良いが、ちょっと路地裏に入ると小さなレストランがあちこちにある。フランス料理よりもイタリアンの店が多く、本格的なピザのオーブン(釜戸)でピザを焼く店もある。スパゲッティーなどのパスタ類もおいしいゾ。イタリアンは量も多く、値段もほどほどなのでお薦め。賑やかな通りに面したレストランでは、GP特別料金を設定しているが、それ以外は普段と同じ料金なので¥2,000程度もだせばおいしい昼食を食べられる。
スタンド内の売店 スタンド内のショップ モナコ街中はGPムード

 普段の食事とショッピング
ツアーには朝食をつけている。朝早くからサーキットに行く人にはもったいないが、GP期間中はホテルの朝食ははじめから付いているので、ゆっくりと食事をして観戦に出かけよう。今回泊まったボスコロプラザホテルはビュッフェスタイルの朝食で、朝6時30分くらいからオープンしていた。量も質も問題なし。しっかりと腹ごしらえをする。
ニースやモンテカルロではセブン・イレブンなどはない。コンビニが田舎にもある日本では考えられないが、ちょっとした飲み物を買うのも本当に不便。飲み物は駅周辺のキオスクや酒屋さんで買っておこう。
夕食くらいは、ちょっと奮発して楽しもう。夕食はモンテカルロかニースで取ることになるが、私は毎日ニースで夕食をとった。中華料理やベトナム料理、日本料理(「神戸」というレストランには二回ほどお世話になった)もある。海沿いなのでどの料理もシーフードがおいしい。
コートダジュール(紺碧海岸と訳す、地中海に面した南フランスの海岸で主にニースからカンヌあたりの海岸をいう。イタリアに行くとリビエラ、スペインに行くとコスタ・デル・ソルと名前がかわる)といえば、有名な料理はブイヤベース。魚介類のゴッタ煮であるが、これが本当に美味しい。オプショナルツアーでは海岸に面したレストランの二階でいただいたが、使用する魚介類が大皿に入れて紹介され、スープと別に盛り付けられて運ばれてくる。地中海の夕焼けを見ながらの食事は格別。なおブイヤベースはどのレストランでもやっているわけではない。またやっているレストランでも予約しないと食べられない特別な料理なのだ。良く冷えた白ワインをたくさんいただき、本当に満足満足。
ショッピングに関して一言。F1グッズに関してはモンテカルロの駅から「グランドスタンドK」への入口まで、露天やら常設店が軒を連ねている。グッズも豊富。ただ、店により若干値段が違う場合がある。支払いは露天でもクレジットカードが使えるので便利。
ブランドものを買うにはモンテカルロのホテル・ド・パリとホテル・エルミタージュをつなぐボーザール通りやプリンセス・グレース通り、ニースではメリディアンニースやボスコロプラザホテル近辺にブティックが集まっている。モンテカルロのホテル・ド・パリにあるルイ・ヴィトンは、モナコ限定のレア物がおかれている。こうした高級ブティック145E以上の買物をすると付加価値税が免税になる手続ができる。15〜20%戻ってくるので是非手続をしておこう。
モナコのおみやげには何が良いかよく聞かれるが、デザインのよい切手や食べ物では「ショコラトリー・ド・モナコ」のチョコレートをお薦めする。モナコでは食事に呼ばれたときの手土産や、パーティーの引出物にしばしばする有名なチョコレートだ。店名:Chocolaterie et Confiserie de Monaco 住所:Place De la Visitasion

ニース:プロムナードデザングレ ニース:紺碧の地中海 ニース:旧市街の花市
 観戦シート
モナコは金曜日に、各チームが自分のクライアントに対してプロモーションを行なうため、F1が走行するのは木曜日、土曜日、日曜日となる。日本GPなどとは違って、各日毎に指定席観戦券を購入するが、人気のある観戦席は直ぐに売切れてしまうか、あるいはほとんど一般には発売されない。また自由席券というものは存在しない。レースコースはがっちりと壁で覆われており、指定席観戦席か、コースに面したホテルやコンドミニアム、レストランからしか見ることはできない。遠望できる熱帯植物園や王宮の駐車場でさえも、有料の観戦席となっている。当然、コースに面したホテルやコンドミニアム、レストランは特設観戦席になり、食事とセットにしてべらぼうな金額で販売されている。例えばミラボーなどは日曜日だと¥70,000位で売られている。ただし、目の前しか見えないので良くない。
さて、お薦めの席はなんと言っても「グランドスタンドK」だ。特にタバココーナーにある「K1」「K2」は最高。視界も広く、ジャイアントスクリーンが見えるので、良い席だ。とにかくモナコはジャイアントスクリーンが見えないとどうしようもない。ジャイアントスクリーンが見えるのはK1〜8とM、Oのごく一部、N1のごく一部、ホテル・ド・パリにある指定席だけ。それにグランドスタンドKは前方だけでなく取り囲むように後ろもサーキットロードでマシーンが走っており、臨場あふれる体感できる。
さて、まずは木曜日の観戦。ツアーの参加者はK1〜8&Mのゾーン指定観戦席で観戦。今年もフリー走行にかかわらず席が埋まっていた。K1〜2がお薦めだが、朝早くから行かないとK1〜2は満席。私は「K4」で観戦した。ヌーベルシケインからタバココーナーへの突っ込みとシケインを抜けるところが見れる。この日はタバココーナーでマッサがミスをしてウォールにマシーンをぶつけてしまう。パーツが飛び散りスタンド内が総立ちとなる。生でしか味わえない迫力だ。フリー走行ではイタリア人トゥルーリが乗るフランスのルノーがトップ! これには観客も大喝采を送っていた。
土曜日はK8での観戦。K1〜2だと、ヌーベルシケインを抜けてタバココーナーへ突っ込むマシンが大迫力で見ることができる。また一番後ろの席だと、第1コーナーあたりも見られるので最高の席だ。私がみたK8だとジャイアントスクリーンは少し遠くに感じるのだが、トンネルを抜けてヌーベルシケインからタバココーナーまでと、プール前のシケインを抜けていくところが見える。また、K1〜K7までは横に40席だが、K8は144席ありとても大きいスタンドで、右端に行くと裏側にあるピットレーンが見える。またジャイアントスクリーンは、順位は把握のに不可欠。ウォールぎりぎりに攻める様子が繰り返し映し出されるので楽しい。予選は最後の最後でモントーヤがひとり16秒台をたたき出し、ポールを獲得。
K4よりフリー走行観戦 K8より予選観戦 観戦券の券売所
スタンド通路 K8よりピットレーン モナコは谷の街
決勝は快晴のなか11時15分からドライバーズパレードがはじまり、全員トラックの荷台(?)に乗って手を振りながらサーキットをゆっくり一周した。2時からいよいよ本番。私はK4の中段で観戦した。ツアーの参加者はK2の前方・K4・K6あたりで観戦。さあ、フォーメーションラップがはじまる。そして、スタート、クルサードが第1コーナーでトップにたち、歓声が沸き起こる。その後先頭集団4台が凌ぎを削って争う。抜きどころがないこのサーキットは後方車からPUSHし続けるしかない(最後のフィジケラの追い上げはすごかったタイム的はトゥルーリを簡単にパスできるのだが抜くリスクは犯せない)。何かに引っ張られるかのように4台が連なる。途中、22週目に黄色のマシーンがトンネルを出たところでコントロールを失い回転しているショッキングな佐藤琢磨の映像がジャイアントスクリーンに映し出された。目を覆いたくなってしまった。その後もクルサードがトップを維持しそのままチェッカーを受けた。スタンドはスクリーンに映し出されるクルサードの笑顔に拍手を送った。でも前にこれでもかいうぐらいクルーザーが泊まっているがほとんどレースを見ている雰囲気がない。ざわつくとスクリーンを見る程度。まあ、前方に泊まっていたのはフェラーリやトヨタのものだったから。。
ドライバーズパレード K4より決勝観戦。絶好のモナコ日より
モナコはご存知の通り公道を使ったサーキット。すべてのレースやイベントが終わるとサーキットはオープンされ歩くことができる。決勝の日、私も17時30分くらいにオープンされたのでホテルドパリ近辺からサーキットに入った。あちらこちらにタイヤのラバーが散乱している。そして、いろいろな跡も路面に残っている。これは他のGPではできないことなので貴重な体験だ。お客さんの多くはサーキット1周していた。途中、ヌーベルのところで地元の人がクラッシュした佐藤琢磨のマシーンの一部をもって日本人に自慢していたとのこと。特に決勝の日はF1が終わると他のレースはないのでおすすめだ。その他に日でも夜にモナコへ行き、タクシーを利用してサーキットの公道を1周するというてもある(列車の時間に気をつけて)。なにせ、タクシーはメルセデスベンツが多いので雰囲気も充分だ。
サーキットオープン タイヤのラバーが散乱 サーキットオープン2

その他にお薦めの席はラスカスの前の「W」かなあ?1コーナーにある小さなスタンドもそれなりに面白いし。でも絶対お薦めしないのはクルーザーからの観戦。コースに近いクルーザーでない限り、レースはほとんど見えません。雰囲気と金髪のおねえちゃんの水着を楽しむのが目的ならそれもいいけど。それとホテルやコンドミニアム、レストランのテラスから観戦するのもつまらない。とにかく目の前しか見えません。退屈な時間を過ごすだけだと思います。

エルミタージュのテラスより VIP席。奥にはヘリポート GP一色のモナコの街
最後に今年もたくさんの方に参加いただき誠にありがとうございました。この場をおかりしてお礼申し上げます。
以上、
この観戦記は日通旅行スポーツデスクがお届けしました。

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